2024年7月3日
決算行政監視委員会視察:島根県・鳥取県
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島根県隠岐郡海士町、鳥取県の青翔開智中学校高等学校、五島列島の浮体式洋上風力発電を視察してきました。
以前は財政破綻寸前だった海士町では、行政や島の方々の懸命の取り組みにより、県外から多くの住民や大人の留学生が来るようになり、街全体が活気にあふれています。
青翔開智中学校高等学校は、知識の詰め込みではなく「探究」に重きを置いた教育が行われており、生徒の皆さんのディベート・プレゼンテーション能力の高さを目の当たりにしました。
総合型選抜・推薦入試において、海外の大学も含めて進学実績も良くなっているとのこと。
まさに今日本に求められている教育がここにあると感銘を受けました。
周囲を海に囲まれ、EEZ面積6位の我が国にとって、浮体式洋上風力発電は再生可能エネルギー推進の切り札になるものだと思います。
五島では、戸田建設の浮体式洋上風力発電を見学しました。
風車が釣りの「浮き」のように海に浮かんでいて、傾いても元の姿勢に戻るようになっているため台風が来ても10m以内の動きで強風を受け流すことができて風に強いのだそうです。
非常に将来性の高いものだと感じました。
全体を通してかなりの過密スケジュールではありましたが、今後の日本にとって重要なものを視察することができ、有意義なものでした。
2024年7月3日
決算行政監視委員会視察:島根県・鳥取県

https://youtu.be/y3jVQpdx3OQ

表紙

衆議院経済産業委員会で、国境を越えて活動する企業への課税と、インボイスの導入に関しての質問に対して答弁を行ないました。
2020年11月19日
初答弁

6月2日、内閣委員会・財政金融委員会連合審査会において、日本年金機構の個人情報流出問題について質問しました。

平成27年10月より、税や社会保険料の徴収、給付の適正化を目的とした社会保障と税の共通番号(マイナンバー)の通知が始まります。マイナンバー制度の導入により行政事務の効率化が図られる一方、情報漏洩による被害の拡大を懸念する声も少なくありません。

このようにマイナンバー制度には両論あるのですが、その利用拡大を目指す法案の審議中に、日本年金機構による個人情報の流出が明らかとなりました。

6月1日に日本年金機構が発表した内容によりますと、職員端末に対する外部からのウィルスメールによる不正アクセスによって、日本年金機構の保有する個人情報(基礎年金番号、氏名、生年月日、住所)のうち約125万件の外部への流出が、5月28日に判明したとのことです。

個人情報の流出自体、由々しき問題なのですが、日本年金機構が公表する前の5月28日段階から、インターネット上の匿名掲示板に、個人情報流出を示唆する職員によるものと思われる書き込みが相次いでおりました。

そこで、以下の点について、質問致しました。

①個人情報流出を受けて、マイナンバー制度に対する国民の不安は高まったと認識しているか。

②日本年金機構の公表前から、インターネット上の匿名掲示板に職員によるものと思われる書き込みがなされていたことを把握していたか。

 

①については、山口俊一内閣府特命担当大臣より、以下のご答弁をいただきました。

「パスワードさえ設定していなかったのが相当数あり、初歩の初歩の話だと思う。国民の皆様が不安に感じるのは当然あると思う。」

「今回漏れた個人情報によって国民の皆様が被害を受けないように対応していく必要がある。」

②については、厚生労働省より、以下の答弁がありました。

「私としては、今初めて承知した。」

「(今日この時点まで知らなかったのか、という問いに対して)私としては承知していませんでした。」

 

確かに、マイナンバー制度と基礎年金番号では、制度やシステムは異なるかもしれません。しかし、国民から見れば、政府は政府であり、公的機関は公的機関であり、個人情報の管理には慎重の上にも慎重な対応が求められます。

立派な制度やセキュリティの高いシステムを作成しても、最も大事なのは運用する側の人間の意識でありモラルであると考えます。

マイナンバー制度の運用を控えるに当たり、関係省庁には改めて自覚を促したいと思います。