法然上人の命日に増上寺に行われる朝粥会。3年ぶりの開催です。謹んでいただきます。
今年の自転車初漕ぎです。心身ともにコンディションを整えて、仕事にのぞみたいと思います。
お雑煮は正月の楽しみのひとつですね。今年もおかげさまで家族とともにいただくことが出来ました。
今日のARIFT(鶴見区版、横浜ベイエリア版)に掲載されています。
皆さんの暮らしをより良いものにするという目標に、ここまででいいというゴールはありません。これからも泳ぎ、漕ぎ、そして走り続けていきます。
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挑戦するということ
-トライアスロン-
鉄人という夢
水泳と自転車のロードレース、さらには長距離走をいっぺんにやるトライアスロンは、「鉄人レース」と呼ばれることもある大変過酷なスポーツです。そのために「いつかはトライアスロン」と思ってはいたものの、その「いつか」がやってくることはなかなかありませんでした。
ネックになっていたのは水泳です。「かけっこをやったことのある人」と聞けば、ほぼ全員の手が上がると思います。しかし「何十メートルも必死に競争して泳いだ経験のある人」となるとどうでしょう。私にもそんなことをした記憶はありませんでしたから、一斉にスタートして押し合いへし合いして泳いでいる選手の中にいる自分を想像することは出来ませんでした。
挑戦
その日がやってきたのは50歳を過ぎてからです。20年以上勤めた会社を辞めて、政治の世界に飛び込むことは大きな挑戦でした。そのことが、私の体のスイッチを入れたのかもしれません。「いつまでも夢のままではいけない」と競技用の自転車を買って大会に申し込みました。
海を泳ぎ、自転車を漕ぎ、最後に走る。3つの競技それぞれについて十分な練習をしなければゴールにたどり着くことは出来ません。当然ですが多くの時間がかかります。「ビジネスの世界で叩き込まれた時間管理を問われているのだ」と自分に言い聞かせながら、夢の実現に向けてひたすら泳ぎ、漕ぎ、走りました。
過酷なレース
最初の大会は、やはり大変でした。集団になっていますから、腕が当たったり足で蹴られたりしてスムーズに泳げません。これは「障害物競泳」という新種目です。まさか、ぶつかりながら泳ぐ練習が必要だったとは思いもしませんでした。
自転車に乗ってからも、やはり集団での競り合いが続きます。しかも今度は猛スピードで走っている最中の接触ですから、常に転倒の危険を感じていました。最後は長距離走。ホノルル・マラソンを完走した経験はあるものの、泳いだ上に自転車で筋力を使っているので体の状態が全然違います。思うように足が動かなくなったのですが、何とか完走しました。
その後、様々な大会に出場してきました。過酷なスポーツであるだけにゴールした後の喜びはひとしおです。大げさにいえば「自分は生きているんだ」という実感、生命力のようなものを感じます。そうした充実感が、このスポーツ最大の魅力なのだと思います。
挑戦するということ
「何故つらい思いをするトライアスロンに挑戦するの?」と聞かれると、イギリスの伝説的な登山家ジョージ・マロリーの言葉を思い出します。
1923年。まだ誰も登頂に成功していなかったエベレストに、3度目の挑戦をする前年のことです。記者から「何故あなたは登るのか?」と聞かれたマロリーは「そこにエベレストあるから(Because it’s there.)」と答えました。
マロリーにとっては、「挑戦を続けること」「登山家として山に登り続けること」自体に大きな価値があったのだと思います。すでにその視線は、世界一高い山の頂上よりもずっと先にあったのかもしれません。
政治家の使命は、一つでも多くの課題を解決すること。課題に挑戦を続けることです。皆さんの暮らしをより良いものにするという目標には、頂上もゴールもありません。その先を見据えて、これからも泳ぎ、漕ぎ、そして走り続けていきます。
今日の日経夕刊です。「K字回復の下の部分への支援」に加えて、円安のメリットを生かし「国内への投資の促進」「日本でつくり世界で売る」といった政策の重要性を強調しました。
円安・物価高・リスキリング 私が考える経済対策の肝: 日本経済新聞 (nikkei.com)
神奈川銀杏会の会報に「どうしてトライアスロンに取り組んでいるのか?」という寄稿をしました。過酷な競技だからこそ挑戦したかった訳ですが、完走後の充実感には非常に大きなものがあります。生涯スポーツには少しきついですが、まだまだ頑張ります。
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「どうして過酷なトライアスロンに取り組んでいるのか?」
頻繁に受ける質問です。学生時代から走ることは好きで、卒業前の冬にはホノルルマラソンを完走、社会人になってからもハーフマラソンなどに出場していました。ただ、ランニングに限らず身体を動かすことに快感を覚えるタイプではあるのですが、水泳がネックになると思いトライアスロンへのチャレンジは見送ったままでした。
ところが、一度スイムのレッスンを受けてみたところ、意外に息苦しくもなくスイスイと長い距離を泳ぐことが出来ました。そこで「いつまでも夢で終わらせるのではなく挑戦してみよう」と決心し自転車を購入、半年後の大会に申し込んだのが始まりです。初めて出場したのは「九十九里トライアスロン」でした。
最初の種目のスイムは参加者が一斉にスタートするので、海の中で押し合いへし合いになります。周りの人の腕や蹴りがぶつかってきてスムーズに泳げませんから、多くの人がそこで音を上げてしまいます。初めての「九十九里トライアスロン」では、私も息が上がってしまい棄権一歩手前でした。
自転車では接触や転倒の危険があります。さらに自転車で筋力を使い果たしてしまうと、ランでは足が動かなくなってしまいます。「佐渡国際トライアスロン」ではアップダウンの多い108キロもの山坂道を自転車で漕いだため、ランで止まりそうになりました。
様々な大会に出場してきましたが、完走した後の喜びは過酷なスポーツだからこそひとしおです。大げさにいえば「自分は生きているんだ」という実感、人間の生命力のようなものを感じます。そうした充実感が、このスポーツ最大の魅力なのだと思います。
海を泳ぎ、自転車を漕ぎ、最後に走る。それぞれについて十分な練習をしなければ完走は叶いません。異なる3種目の練習には当然多くの時間がかかりますが、なんとか時間を見つけてこの魅力的なスポーツを続けていきたいと思っています。人生はいかに時間を管理して有効に活用出来るかが、いつも問われている訳ですから。
生涯スポーツとするには少々キツいですが(笑)
牧島かれん前デジタル大臣の「我が国のデジタル化が諸外国に伍して急速に進みつつある」とのお話を受け、私からは円高デフレの呪縛から解放されつつある今、日本経済全体がギアを入れ替えて進むべき環境となったことを様々なエピソードを交えながらお話ししました。再分配に配慮をしながら正しい経済政策を推進して参ります。
白幡神社の鎮守の森。うっそうとした木々に囲まれていて室町時代の創建という歴史を感じます。街の喧騒を離れ、木立の中を散策しながら野鳥の声に耳を傾けるのも良いですね。
額縁に入れて展示していただくと喜びもひとしおです。
他の方々の作品を見て、書道の奥の深さにあらためて感じ入りました。これからも精進します。