タウンニュース「鶴見区版・神奈川区版」に、「『挑戦する』」ということ:トライアスロン」を寄稿をしました。自分自身に勝たなければ、過去の成績を上回ることなどできませんね。
本年もよろしくお願い申し上げます。
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「挑戦するということ」
<トライアスロン>
昨年、世界トライアスロンシリーズ横浜大会が開催されました。
山下公園や赤レンガ倉庫、山下ふ頭を駆け抜ける選手を間近で見て、トライアスロンという競技に興味を持たれた方も多いと思います。
水泳と自転車のロードレース、さらには長距離走を続けてやることから、「鉄人レース」と呼ばれることもある大変過酷なスポーツです。
<過酷な競技>
実は、私自身もトライアスロンの選手です。
さすがに「世界レベル」とは行きませんが、色々な大会に出場してきました。ただ、自分でやっていてこんなことを言うのも何ですが、正直なところ「つらい」競技です。
波があって泳ぎづらい上に集団で競う水泳は、腕がぶつかったり足で蹴られたりする水中の格闘技です。猛スピードで走る自転車は、カーブを曲がりそこなったり接触したりして転倒すると大変危険です。さらに、泳いで漕いで疲れたところからスタートしますから、平らな道を走っているはずのマラソンが山登りのように感じられます。
出来れば自転車に乗ったままで、スーッとゴールしたいですね。
<充実感>
私はプロの選手のようにトレーニングに専念することは出来ません。国会議員としての職務の合間を縫って3つの種目の練習をしています。
もちろん、大会では「仕事が忙しくて大変でしょう」と水泳とマラソンの距離を短くしたり、特別にスピードの出る自転車を使わせてくれたりすることはありません。
それだけに、同じように日頃から切磋琢磨している選手に伍してゴールした時の喜びや充実感は、非常に大きなものです。
<自分との戦い>
残念ながら、私は表彰台に上ったことがありません。他の選手よりも早くゴールしたいですし、勝たないとつまらないと思ったこともありました。
しかし今は「リタイアしそうになる自分、仕事を言い訳にして練習をさぼりたくなる自分に勝つ」という全く別のことを大切にしています。
私にとってトライアスロンとは、「挑戦を続ける」という自分の信条をつらぬく競技になりました。
<「挑戦する」ということ>
政治家は、私たちが直面する課題を一つでも多く解決しなければなりません。課題に向かってひたすら泳ぎ、漕ぎ、走り続けます。
どんなに頑張ってもなかなか解決できない難題もありますが、リタイアは許されません。
トライアスロンにはゴールがあります。
しかし、皆さんの暮らしをより良いものにするという課題には「ここまでで良い」などというゴールはありません。