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活動報告

中西けんじの国政報告をはじめ、所属している各委員会での議論内容などについてご報告させていただきます。

国会活動

質問主意書《自転車利用促進に向けての環境整備 その2》

2010年12月14日 (火)

議長提出:2010年12月2日
内閣転送:2010年12月3日
回答     :2010年12月10日

自転車利用の促進に向けての環境整備に関する再質問主意書

 先般提出した「自転車利用の促進に向けての環境整備に関する質問主意書」に対する答弁書(内閣参質一七六第九〇号。以下「前回答弁書」という。)を受領したが、質問に対して明確な答弁がなされていない事項があることから、以下、再度、質問の趣旨を明確にして質問するとともに、関連して追加質問を行う。

一 前回答弁書では「交通ルールを守っていないとして、平成二十一年中に自転車利用者に対して指導警告票を交付した件数は、二百十六万五千七百五十九件となっている」一方、「平成二十一年中の自転車利用に対する道路交通法違反の総取締り件数は千六百十六件であ」るとの答弁であった。

 1 平成二十一年中における自動車利用者数および自転車利用者数につき、政府の承知しているところを明らかにされたい。
 2 平成二十一年中における自動車の道路交通法違反の総取締り件数を明らかにされたい。
 3 自転車利用者数に対する道路交通法違反の総取締り件数の割合が自動車の当該割合に比して少ない場合、その理由についての政府の見解を明らかにされたい。
 4 平成二十一年中の自転車利用に対する道路交通法違反の総取締り件数千六百十六件の年齢階層別人数を明らかにされたい。

二 現在、民間の保険会社が設定している自転車賠償責任保険の加入者数につき、政府が承知している数字を明らかにされたい。

三 前回答弁書では「公正な保険料率を算出し、保険契約の締結を担保する上で必要となる自転車の利用実態等の把握を正確に行うことができない」と答弁しているが、民間の保険会社が限定的ではあるが既に自転車賠償責任保険を設定していることを勘案すれば、事故発生率等においてより詳細なデータを入手できる国としても何らかの保険料率を算定することは可能と考える。このことについての政府の見解を示されたい。

四 前回答弁書では「道路管理者と連携した自転車の通行環境の整備の推進、あらゆる機会を通じた自転車利用者に対するルールの周知徹底、幼児から高齢者まで含めた幅広い層に対する自転車安全教育の推進、自転車利用者の交通違反に対する指導取締りの強化、交通ボランティア等と連携した街頭活動の強化等の対策を進め」ていると答弁しているにもかかわらず、全交通事故における自転車事故の割合が年々増加している。

 1 現在の対応策で十分と考えているかについて、政府の見解を明らかにされたい。
 2 加害者、被害者両者のためにも損害賠償が円滑に行われる制度の整備が求められると考えるが、政府の見解を明らかにされたい。
 3 現在の国による対応策の効果が発揮されるまでの間、円滑な損害賠償が行われるように国が積極的に環境整備を行うことが必要と考えるが、その必要性につき政府の見解を明らかにされたい。

右質問する。

質問主意書PDFファイルはこちら

内閣参質一七六第一六四号
  平成二十二年十二月十日
                              内閣総理大臣 菅 直人
参議院議長 西岡 武夫 殿

 参議院議員中西健治君提出自転車利用の促進に向 けての環境整備に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。

 参議院議員中西健治君提出自転車利用の促進に向 けての環境整備に関する再質問に対する答弁書

一の1について
 お尋ねの「自動車利用者数」及び「自転車利用者数」については、把握していない。

一の2 について
 警察庁の統計によれば、平成二十一年中における自動車(原動機付自転車及び重被牽引車を含む。)の道路交通法(昭和三十五年法律第百五号)違反の総取締り件数は、千二百六十六万四千八百五十件である。

一の3について
「自動車利用者数」及び「自転車利用者数」を把握していないため、お尋ねについてお答えすることは困難である。
 いずれにせよ、自転車利用者の道路交通法違反に対しては、基本的には指導警告を行うことで対応し、違反行為により通行車両や歩行者に具体的危険を生じさせたり、指導警告に従わず違反行為を継続したりするなど悪質、危険な交通違反に対してのみ検挙措置を講じており、自動車利用者の道路交通法違反に対する取締りとは取締り方針が異なることから
、それぞれの違反に対する取締り件数について単純に比較することはできないものと考える。

一の4について
 自転車利用者に対する道路交通法違反の取締り件数については、年齢階層別の統計をとっていないため、お尋ねについてお答えすることは困難であるが、平成二十一年中における自転車利用者に対する道路交通法違反の総取締り件数のうち、十四歳以上二十歳未満の少年による違反の取締り件数は五百五十一件となっている。

二について
 お尋ねの数については、網羅的には把握していないが、例えば、損害保険料率算出機構に報告のあった保険会社の保険について同機構が集計したデータによると、自転車の交通事故により被保険者が損害賠償の責任を負うことによって生ずることのある損害を填補する保険の契約で平成二十一年度に締結されたものに係る被保険者数は、十七万七百三十人となっている。また、自転車の交通事故により被保険者が損害賠償の責任を負い又は傷害を負うことによって生ずることのある損害を、自転車単位で填補する保険として、財団法人日本交通管理技術協会が保険契約者となり、同協会発行のTSマークが貼付された自転車の搭乗者が被保険者となる共同保険があり、この共同保険を取り扱う現在の幹事会社である三井住友海上火災保険株式会社によると、平成二十一年度に取り扱うこととなった当該保険の対象となる自転車 の台数は、百三十五万九千九百八十七台とのことである。
 
三について
 保険会社が取り扱っている、自転車の交通事故により被保険者が損害賠償の責任を負い又は傷害を負うことによって生ずることのある損害を填補する保険の保険料率については、警察庁が公表している「交通事故統計年報」における自転車の交通事故に関する続計や、財団法人自転車産業振興協会が公表している「自転車続計要覧」における自転車の推計保有台数等のデータを参考にして、算出されているものと承知している。
 他方、自動車損害賠償責任保険のように、その契約の締結が義務付けられる保険においては、保険料率を能率的な経営の下における適正な原価を償う範囲内でできる限り低いものとすることが必要とされているところ、 保険会社が参考にしているデータでは、 現に利用されている自転車の台数を正確に把握するには不十分であり、適切な保険料率を算出することは困難であると考えている。
 
四の1について
 自転車乗用者が第一当事者又は第二当事者であった交通事故(人の死傷が伴うものに限る。)の発生件数は、平成十七年以降減少しており、平成二十一年中は十五万六千三百七十三件であったが、これは、平成十六年と比較して三万千六百七件の減少となっている。
 政府としては、自転車の交通秩序の整序化に向け、先の答弁書(平成二十二年十一月十九日内閣参質一七六第九〇号) 一及び二についてで述べたような各種の対策を引き続き推進してまいりたい。
 
四の2及び3について
 政府としては、お尋ねの「円滑な損害賠償」に資する取組として、例えば、第八次交通安全基本計画(平成十八年三月十四日中央交通安全対策会議決定)において、「地方公共団体における交通事故相談所等を活用し、地域における交通事故相談活動を推進する」とともに、「自転車事故による被害者の救済に資するため各種保険の普及に努める」こととしている。

答弁書PDFファイルはこちら

(提出にあたって)

先日「自転車利用の促進に向けての環境整備に関する質問主意書」を提出し、その答弁書が11月19日に返ってきました。政府は「道路管理者と連携した自転車の通行環境の整備の推進、あらゆる機会を通じた自転車利用者に対するルールの周知徹底、幼児から高齢者まで含めた幅広い層に対する自転車安全教育の推進、自転車利用者の交通違反に対する指導取締りの強化、交通ボランティア等と連携した街頭活動の強化等の対策を進め」ているとしていますが、取り締まり件数を見ても自動車と比較してあまりに件数が少なく、また交通ルールについても決して利用者に周知が行き届いているとは感じられません。現在の取り組みの継続だけでは改善に向けて何の進展もないと思われることから、再度、前回の答弁を踏まえた再質問をすることとしました。

 (回答を受けて)

自転車利用促進に向けての環境整備を進めていくためには、
○自転車利用者、自動車利用者に対するルールの周知、順守の徹底
○専用道路の整備等の自転車の通行環境の整備
○万が一の事故の際の簡易な保険制度の充実
等が必要です。

今回の答弁書では、
○国自身が自転車利用者数を全く把握できていないこと
○自転車利用者の道路交通法違反に対しては、自動車利用者の道路交通法違反に対する取締り方針とは異なり、基本的には指導警告を行うことで対応していること
○14歳以上20歳未満の未成年者に対する違反取締りは全件数の約1/3にとどまっており、20歳以上の成人に対する対応が必要であること
○自転車安全整備士が点検整備した普通自転車に貼付するTSマークに付帯している保険の対象者数はH21年度で約136万件に上ること
等が明らかになりました。

12/6の神奈川新聞によれば、神奈川県と神奈川県警が、自転車運転マナーの低下を受けて、危険運転の規制強化に向けて検討を進めているとのこと。特に携帯電話やヘッドホンを使った「ながら」運転について規制を強化する方向のようです。すでに34都道府県が規制を導入し、大半が違反者に五万円以下の罰金を科す規定があるそうです。今後神奈川県の道路交通法施行細則を一部改正していくこととしているとのことですが、まさに免許制度のない「お手軽な」自転車について、どのようにこうした交通ルールを周知していくかがポイントとなると思います。

この問題については神奈川県からも話しを伺いながら、引き続き注視していきたいと思います。

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