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活動報告

中西けんじの神奈川県下での地元の活動の様子を、写真を中心に掲載しております。

地元活動

学生からの質問に答えます!《集団的自衛権》

2015年09月11日 (金)

8月、9月の夏休みを利用し、インターンとして事務所でお手伝いをいただいている大学生と懇談しました。

毎回恒例の質問会なのですが、今回は皆さまの関心の高いであろう「集団的自衛権」について、学生から質問を受け、一緒に勉強しましたので、そのやりとりの一部をご紹介したいと思います。

私は常々、政府の集団的自衛権に対する説明やスタンスは、国民にとって非常にわかりにくいものであると感じていますので、学生からの素朴な疑問にお答えすることで、少しでも皆様の理解に役立てていただけたら幸いです。

以下、一問一答をご紹介しますので、ご覧ください。

学生:日本が集団的自衛権を行使対象としているのはアメリカのみか?

〇政府は北朝鮮以外の国であらかじめ特定しないと言っているが、アメリカの次に考えられるのは太平洋を挟んだ隣国のオーストラリア。
アジア太平洋の平和と安全を守るには二国との協力が必要。
アジア方面でいえば韓国があげられるが、果たして要請があるかどうか。

学生:安保法制が成立したら、近い将来日本が行使する可能性はあるか?

〇ありうると思う。北朝鮮の行動は全く予測がつかないうえ、武力の装備が著しい。
中国は大国で、それより理性的だと思うが、ロシアによるクリミア併合なども考えると、可能性は排除できない。

学生:自衛隊員の死のリスクが高まると思う。自衛隊への入隊希望者が減るのではないか?

〇増えるとは思わないが、今は入隊希望者が多いので、これがすぐさま大幅に減るとも思わない。
また、政府が防衛予算を多くつけて、募集を増やすことも今後あるかも知れない。
なお、後方支援は余程慎重にやらないと、敵国からしたら戦闘に参加しているのと同一視されかねない。

学生:憲法は変わらないが、解釈を変えるというやり方は、憲法の曖昧な表現に付け込んでいるということか?

〇憲法は曖昧だとは思わない。解釈は時代とともに変わりうる。しかし、本当の本当の正論は憲法改正。

学生:中西さんは集団的自衛権の行使を必要と考えるか?

〇必要。北朝鮮には共同で対処しなければならない。
ただし、今の政府の説明や法案には疑問点もある。

学生:「戦争に関わるものは何でも反対」という人たち以外の反対の理由にはどんなものがあるか?

〇憲法を改正して行うべきということだと思うが、一方で改正はできないと踏んでいるところもあるのでは。
実際に危険が切迫してきたら、国民もまとまると思う。しかし、それで間に合うのかというのが今の課題。

学生:歴代総理と同じ立場で、自民党である安倍総理が、集団的自衛権にこだわる理由は何か?

〇安倍総理はこれが持論。このために二度目の総理になったのだと思う。
まずアベノミクスで基盤を固め、ポリティカルキャピタル(政治資産)をこの問題に費やしている。
ただし、資産は今削がれつつある。

学生:憲法9条を改正すると、経済や財政負担への影響はどう考えるか?

〇軍隊を明文化すれば、敵地攻撃能力の装備などで防衛予算は増えると思う。
不景気の時の公共投資のように、短期的にはプラスに働くこともあるが、長期的には負担増。

学生:日本は国連分担金を世界で2番目に多く払っており、国際社会に多額の資金を援助して貢献してきた。
今まで戦地に人を出さない代わりにお金を出してきたが、これからはお金も人も出すとなると、むしろ不公平ではないか?

〇分担金の他にも資金援助しているが、湾岸戦争時に評価されなかったことが外務省のトラウマになっている。
国際社会での発言力を確保するためにも分担金は減らさないほうがよい。
日本が減らしたら、おそらく中国が国際社会での発言力増大のため、増やしてくるのは目に見えている。

学生:諸外国は日本が集団的自衛権を行使することについて、どう思っているのか?

〇政府の談としては、多くの国が歓迎しているとのこと。
歓迎していなさそうな国は韓国、中国。
内政干渉になるので、他国はとやかく言うものでもない。

学生:アメリカにとって数ある同盟国の一つである日本だが、どれだけ重要な立場なのか?
いざ日本が戦争になった時、アメリカは日本を守ると思うか?

〇守ると思う。それは共通の利益があるから。
歴史的に言えばイギリスが最重要国だが、アジア方面で見れば、日本は地政学的にも経済的にも大きな存在。
ただし、ワシントンに訪問すると、国防総省は韓国に親しみを持っていると感じる。
朝鮮戦争をともに戦った者同士というのもあるし、共同訓練は日米よりも盛んに行っている。
もっと日米の信頼を築かなければならない。
その意味では、安倍総理のアメリカでの議会演説は意味があったのではないか。

なお、最後に学生に対し、集団的自衛権に賛成か反対かを質問しましたが、二人とも賛成と述べました。
その理由は、諸外国では当然の権利として保有しているし、このままでは立場が悪くなる、国際社会での発言権が得られるなら賛成という意見に加え、北朝鮮という脅威がある環境で、しっかりと日本を守る安全策を練ってほしい、そのためにアメリカとの信頼関係をしっかりと築くべきとのものでした。

大学生と言えば、とかく反対団体がクローズアップされがちですが、「国際社会の日本」という位置づけをしっかりと考えている学生も多いのだと感じました。

今回の勉強を機に、よりこれからの日本について考えるきっかけにしていただけたらと思います。

参議院議員 中西けんじ(神奈川県選出)

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