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活動報告

中西けんじの国政報告をはじめ、所属している各委員会での議論内容などについてご報告させていただきます。

国会活動

佐世保の海上自衛隊佐世保基地及び米海軍佐世保基地を見てきました!

2014年09月24日 (水)

9/21(日)、9/22(月)の2日間で、それぞれ海上自衛隊佐世保基地及び米海軍佐世保基地にお邪魔してきました。

佐世保には海上自衛隊、米海軍のみならず、水陸両用部隊の基地となる陸上自衛隊相浦駐屯地もある基地の町ですが、あいにく陸上自衛隊は五島列島での訓練中とのことで駐在していなかったため、今回は上記2ケ所のみとなりました。

海上自衛隊佐世保基地

海上自衛隊佐世保基地では、我が国に6隻しかないイージス艦の一つである護衛艦「ちょうかい」およびミサイル艇「しらたか」を見せて頂きました。国会閉会直後の3ケ月前から防衛省を通じてイージス艦の視察をお願いしていましたが、訓練スケジュール等でなかなか予定が合わず、今回、長い訓練から帰還した翌日、日曜日であったにもかかわらず、佐世保地方総監部はじめ多くの皆様方のご協力により、ようやく実現することができました。この場をお借りして感謝申し上げます。

◆護衛艦「ちょうかい」(イージス艦)

「ちょうかい」は最新のイージスシステムを装備した6隻の護衛艦の中でも、弾道ミサイル防衛(BMD)のための特別改修を終えた4隻の1つで、まさにわが国の防空の肝となる、最先端技術の結集ともいえる護衛艦です。

それまでの艦対空ミサイルシステムは、1〜2個の空中目標に対処するのが限界であり、また意思決定を全面的に人に依存していましたが、このイージス・システムでは、レーダーなどのセンサー・システム、コンピュータとデータ・リンクによる情報システム、ミサイルとその発射機などの攻撃システムなどを連結することにより、目標の捜索から識別、判断から攻撃に至るまでを、迅速に行なうことが可能となり、同時に捕捉・追跡可能な目標は128以上、その内の脅威度が高いと判定された10個以上の目標を同時迎撃できるという極めて高い能力を有しています。同時に、敵レーダーに捕捉されにくいステルス性にも優れているとの説明もありました。

このイージス艦は敵国から発射された弾道ミサイルを大気圏外で迎撃することを目的としていますが、万一、大気圏外で迎撃できなかった場合には、大気圏再突入して着弾するまでの間に、航空自衛隊所有のペトリオットPAC-3で迎撃を行うという重層的な防衛体制となっています。

北朝鮮から日本海に向けたミサイル発射訓練の回数が昨今非常に増えている中、防空体制の整備は我が国の重要な防衛能力の一つです。集団的自衛権の限定行使を認めた安倍政権による閣議決定では、我が国上空を越えて、例えばグアム島に向かうといった弾道ミサイルも集団的自衛権として迎撃に協力するということとされており、そうした意味で今回、このイージス艦を見せて頂くこととしたものです。実際にハワイのカウアイ島沖で行った迎撃訓練の模様もビデオで見せて頂き、敵ミサイル発射7分後に見事に大気圏外で迎撃に成功していました。

私と同年代であると中村艦長から伺い、我々の世代が我が国・国民・領土をしっかりと守り抜いていくという責任を後世代のためにも背負っていかなければならないとの自覚を一層強くしました。

◆ミサイル艇「しらたか」

ミサイル艇「しらたか」は我が国が有する6隻のうちの1隻で、佐世保・大湊・舞鶴に2隻づつ配備されており、横須賀基地には配備されていないこともあり、今回見せて頂くことにしました。

 

1999年、能登半島沖で北朝鮮の工作船とみられる不審船が日本領海を侵犯したことから、海上自衛隊及び海上保安庁による追跡行を行いましたが、スピードについていけず逃走を許したことを教訓に、機動性、即応性及び打撃力に優れた小型高速艇として就役した新型艇です。推進装置はウオータージェットポンプ3基によるもので、船底から海水を取り込んで、噴射口からジェット水流を後方に噴射することにより前進するというもので、振動や騒音が小さく、また推進5m程度の浅瀬にも近づけるという特徴がありますが、東日本大震災の際には海上に多数浮遊するがれきを吸い込んでしまうといった難しい局面もあったようです。

全長50mと、イージス艦「ちょうかい」の1/3以下の長さの船に、76mm速射砲、対艦ミサイル(SSM-1B)、チャフロケット(攻撃された際に発射し敵ミサイルレーダーを攪乱するための防衛用ロケット)等が所狭しと装備されており、また停止状態から最大速力の44ノット(約時速80km)になるまでに1分とかからない機動性を最優先とし、船体はアルミ合金で軽量化を図っているため防衛能力は逆に弱く、定員18名のこの船は居住性という意味では非常に厳しいものとなっていました。当然、調理場もなく食事はレトルト食品を電子レンジで温めるスタイル、簡易シャワーに狭隘な3段ベッドという装備で、隊員の皆さんの任務の厳しさを肌で感じることができました。

最後に、市内にある海上自衛隊資料館「セイルタワー」もご案内頂き、旧海軍、自衛隊の歴史や日常の任務内容等についても詳細にご説明頂きました。ありがとうございました。

 

米海軍佐世保基地

佐世保市は、もともと小さな漁村だった場所に1889年(明治22年)旧海軍の鎮守府が開設され、そこから発展した街であり、市民と自衛隊、米軍が極めて友好的な関係を構築している、長崎県で2番目に大きな市です。想像していた町の雰囲気とはおよそ違い、960mと全国一長いアーケード商店街にはシャッター店がほとんどないということに象徴されるように、大変綺麗で整然とした、活気のある賑わった町でした。

そうした歴史のある町にある、アメリカ海軍第7艦隊の軍事基地である佐世保基地では、米海軍の温かいおもてなし、各艦1時間にもわたる丁寧な説明、そして何よりもそのフレンドリーシップに感激しました。

◆掃海艦「パイオニア」

基地到着後、アヴェンジャー級掃海艦の1つである「パイオニア」を拝見させて頂きました。艦上に行くステップの前では、到着を告げるアナウンスと共に、口笛を合図に皆さんの敬礼によるお出迎えを受けました。先週横須賀の海上自衛隊で我が国の掃海艇を視察し、その機能や性能等については頭に入っていましたが、今回は実際のレーダーやソナー等も詳しく説明を頂き、大変参考になりました。
機能的には自衛隊の「うらが」「はちじょう」と同様のものでしたが、甲板上の各種設備周りは自衛隊の方が圧倒的に整然と整理されていて、作業がしやすいだろうと感じました。こうした細かい部分での我が国の質の高さをあらためて感じた次第です。

◆強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」

その後、強襲揚陸艦「ボノム・リシャール」を視察しました。「Bonhomme」はフランス語で「良き人」を意味していますが、米軍の船にフランス語というのは少し意外でした。

2012年から佐世保に配備されているこの船は、全長257 m、全幅34 m、排水量40,500トン、乗員3,200名という、我が国に配備されている中では、横須賀を母港とする原子力空母「ジョージワシントン」に次ぐ2番目に大きい船で、強襲揚陸作戦において、海兵隊上陸部隊を、重量物運搬用ヘリコプター、上陸用舟艇、水陸両用強襲車両、エアークッション型揚陸艇等を乗艦、展開、上陸させることを主要な任務としています。同時に空対空戦闘機・軽攻撃空対地爆撃機「ハリアー」や、攻撃ヘリ「スーパーコブラ」や、シースパローミサイル、近接防衛ミサイル、近接防衛システムといった防御機能も持ち合わせており、まさに日米同盟に基づく南西先島諸島奪還の場合や、朝鮮半島有事の際の作戦における旗艦となる艦船です。既に沖縄へのオスプレイ配備に対応するよう甲板強化等の大規模な改修もすでに行われています。

艦内には手術室6室を含む600床の医療用ベッドのみならず、X線検査室まであり、士官・乗組員用別々の大食堂、調理場、士官個室、ジム施設等々、大変艦内設備が充実しており、圧巻でした。

最後には米軍放送で有名な「AFN(American Forces Network)」の取材も受け、見学を終了しました。通訳なしの視察で、軍事専門用語が理解できるか心配していましたが、先方の大変わかりやすいご説明のおかげで、全く問題がありませんでした。

本艦のティンチ艦長、「パイオニア」のペンロッド艦長、佐世保基地司令官のオヴィアス大佐はじめ多くの皆様にお世話になりましたこと、この場をお借りして感謝申し上げます。

なお、AFNの取材はYoutubeにて公開されています。是非ご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=pHLM4_adfKc&list=UUicAQemhAlU34Yf5I5tUTzA

 

百聞は一見にしかず。実際に任務にあたる皆さんとの直接の意見交換は大変重要です。今後も機会を見つけ、こうした視察を積極的に行い、国会での活動につなげていきたいと思っています。

 

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