2022年09月09日 (金)
財務金融部会長に就任しました
この度、自由民主党の財務金融部会長に就任しました。これまで国会では参議院の財政金融委員長、行政府では財務副大臣を務めてきましたが、財務金融部会長とは、議員や内閣が提出する法案に関して与党自民党内での審議を取り仕切り、様々な意見を取りまとめた上で政調審議会に諮るという重要な職務です。
また、その名の通り財政や金融に関するあらゆる問題を取り上げて建設的な討議をすすめる責任がありますので、「経済の中西」として気を引き締めて取り組んで参ります。
より良く生きるための金融の知識を
「資産所得倍増プラン」が掲げられ「金融教育を国家戦略に」と報じられたことから、「誰もが投資で稼げるように勉強しよう」という旗が振られたかのように聞こえるかもしれませんが、私が長年取り組んでいる「顧客本位の健全な金融商品の提供」や「金融教育の推進」とは、投資そのものが目的ではなく皆さんの暮らしをより快適なものにしようというものです。
私自身が20年を過ごした国際金融市場は、まさに投資やリスクの最前線でしたが、そこに皆さんがどんどん入って来られるように教育をするなどということではありません。現代社会を生きていくのに必要な「生活の知恵」として、金融の知識を深めていただきたいということです。
長い人生においては、死亡や疾病、災害などの不測の事態をはじめ、教育への支出や住宅の取得、さらには老後の生活といった様々なことに備える必要があります。もちろん豊かな人生を謳歌するための楽しい支出もあります。
貯蓄や資産運用、住宅ローンや保険などの様々な金融商品は、適切に使えば社会人として経済的に自立し健やかな暮らしを送るのに大変役に立ちます。一方、計画性のない支出や過大なリスクを負う投資は、皆さんの人生を破壊してしまいます。たとえば多重債務問題は、決して過去の話ではありません。
金融商品そのものの知識というよりも、健全な家計や安定した生活設計の手段としての正しい金融の知識を持っていただきたいと思います。
参議院選挙
お陰様で今回の参議院選挙におきましては、非改選を含め与党で過半数を確保するという目標を大きく超えることが出来ました。
特にかながわ自民党は、24年ぶりに2名の公認候補を擁立し大変厳しい戦いに挑みました。その両名が当選を果たせたことは、最高の結果以外の何物でもありません。改めて厚く御礼を申し上げます。
責任政党として、これまで以上に国政の課題に取り組んで参ります。
地域の課題の解決に向けて
参議院選挙は終わりましたが、来年の夏には神奈川県議会と横浜市会という大事な選挙が控えています。
私自身は神奈川県選出の参議院議員として10年以上働いた後、「地域の皆さんの声をよりきめ細かくお聞きして国政に反映させたい」との思いから、昨年秋の総選挙で神奈川三区(鶴見区、神奈川区)から出馬しお陰様で当選することが出来ました。
地域の皆さんの声をお聞きして課題を解決していくには、地元のことを熟知している議員の皆さんと共に活動することが欠かせません。色々な機会でご一緒して、地域に深く根差して頑張っていらっしゃることを改めて実感しました。
巨大な首都圏の一角を担う神奈川県、さらには四国4県の合計とほぼ同じ370万人を超える人口をかかえる横浜市の課題を解決するには、市、県そして国が一体となって対応する必要があります。これからも県議会、市会の議員の皆さんと一緒に取り組んで参ります。